先週迄、どっぷり山名文夫サマにハマってまして。。
ハマってたというか、没頭してたというか、
しなければいけなかったというか。。
山名 文夫(やまな あやお)・・・1897-1980年の方です。
グラフィックデザイナーという言葉さえ無かった時代に
その職に就かれて、偉大なる功績を残した方です。
その方を学校の課題に取り上げて、それに集中していたのでした。
山名氏の描く線は、細く滑らかで、その線で美しい女性を描き出します。
こんなのとか、(資生堂広告美術研究会 1939年)
こんなの。(資生堂香水新聞広告 1952年)
山名が描くこの美しい女性達がいる広告が、世の女性達を魅了させたのです。
こんなのとか、(資生堂香水新聞広告 1952年)
こんなので。(雑誌広告 1952年)
当時、こういうのってかなり斬新だったと思うのです。
こんなの見たら、そりゃもぅ世の女性達は、
そこに宣伝されている化粧品が欲しくなったに違いありません。
山名効果です。。
こうして、資生堂のイメージを作り上げていったのです。
もちろん、資生堂とは別にこんなのもあります。
鐘紡ロゴ 1934年
新潮文庫シンボルマーク 1950年
紀ノ国屋ロゴ 1968年
紀ノ国屋ショッピングバッグ 1974年
どれも、あまりにも有名です。
飾り気は無いのに、インパクトのあるロゴ。。
突然ですが、私は太宰治が好きで。
山名氏のことを調べてて驚いたことがありまして。
な、なんと、太宰治が山名文夫をモデルに小説を書いていたのでした。
「皮膚と心」。
太宰の中期の作品で、あまり有名ではないようですが(多分、短編)。。
私も、読んだことがあるかどうか、、記憶が定かでは無いのですが。。
そこには、当時の女性が、山名がモデルだと思われる人物の作成した図案を見て、
魅了され、その化粧品が欲しがった、、、という様子が書かれているようです。
太宰の中期の作品は、太宰だけど、太宰らしからぬというか、
明るい雰囲気(?)があって個人的に好きです。
だので、私が好きなこのお二人がこんなところで結びついていたのが嬉しくて。
これを知った課題をやってる最中、ニヤニヤしてしまったりして(笑)
時を同じくして、豊悦がドラマのスペシャルで太宰を演じてたし。何て偶然なんやー!
ちょっと話がそれましたが、
と、まぁ、太宰が取り上げる程、当時、山名の広告は女性達を魅了していたということ
です。
と、こんな感じのここ数ヶ月でした。
課題作成のラストスパートは正直疲れました。
打上げの焼肉はとても美味でした。たらふく食べました(笑)
という話題ももぅ今となっては古くなってしまいました。。はは・・。
今はもぅ、次の課題で頭がいっぱいです。。うーん、どぅしよぉぉ。。